はじめに 〜キミも未来の「社長さん」!?〜
街で自転車やバイクに乗って、お店の料理を運んでいる人たちを見たことあるかな?あれがフードデリバリー配達員のお仕事だよ。でも、ただのアルバイトとはちょっと違うんだ。
フードデリバリー配達員は、会社の社員じゃなくて、自分自身が「社長」になることなんだ!
いいところ (メリット)
- 好きな時間に働ける!
- 頑張った分だけお給料が増える!
- 自転車に乗るのが好きな人にはピッタリ!
たいへんなところ (デメリット)
- 天気が悪い日や、注文が少ないとお給料が安定しない。
- 自転車やカバン、スマホは全部自分で用意する。
- もし事故にあったら、全部自分の責任になる。
ステップ1:どこのチームで働く?計画をたてよう!
まず、どこの会社のアプリを使って配達するかを決めよう!会社によって、お給料がもらえる日やカバンのルールが違うんだ。(このお仕事は18歳からできるよ!)
Uber Eats
週に1回お給料がもらえる。
カバンは自由!
出前館
月に2回お給料がもらえる。
昔は赤い帽子がトレードマークだった!
Wolt
月に2回お給料がもらえる。
水色のカバンが目印!
全部の会社に登録して、その日一番稼げそうなアプリで働くプロもいるんだ!
ステップ2:冒険の道具をそろえよう!
このお仕事を始めるには、最初にいくつか必要な道具があるよ。
乗り物
配達バッグ
スマホ
銀行の口座
身分証明書
<あるともっと便利になるアイテム!>
スマホホルダー
モバイルバッテリー
雨具(カッパ)
すきまを埋めるタオル
ステップ3:社長さんとしての義務(ぎむ)を果たそう!
「社長」としてお仕事を始めたら、国に「お仕事はじめます!」と知らせたり、稼いだお金の中から「税金(ぜいきん)」を納めたりする必要があるんだ。
税金の計算(確定申告)
1年間で稼いだお金(収入)から、仕事で使ったお金(経費)を引いて、残ったお金(所得)にかかる税金を自分で計算して国に報告することだよ。
【経費にできるものの例】
ガソリン代、自転車の修理代、スマホの通信費、配達バッグ代など
だから、お仕事で使ったお金のレシートは、ぜんぶ取っておくのが大事!
ステップ4:上手に稼ぐコツをマスターしよう!
どうやったらたくさん稼げるかな?プロの配達員のテクニックを見てみよう!
稼ぐための3つの鉄則
- ピークタイムをねらえ!
お昼ごはん(11-14時)と夜ごはん(18-21時)の時間は、お腹をすかせた人からの注文がたくさん入るゴールデンタイム! - 天気が悪い日はチャンス!
雨の日や暑い日は、外に出たくない人がたくさん注文するから、特別ボーナスがもらえることがある! - 人気エリアで待機せよ!
レストランがたくさんある街の中心部や、会社の多いオフィス街で待っていると、注文が入りやすいぞ!
補足 〜安全第一!自分を守る「お守り」を持とう!〜
社長さんは、自分の身は自分で守らないといけない。一番大事なのは「保険」というお守りに入ることだよ。
対人・対物保険(たいじん・たいぶつほけん)
もし配達中に事故で、他の人にケガをさせたり、人の物をこわしたりした時に、お金を払うのを助けてくれる保険だよ。これは絶対に入らないとダメ!
自分のケガにそなえる保険(労災保険)
もし配達中に、自分がケガをしちゃった時に、病院代などを助けてくれる保険だよ。これも入っておくと、もっと安心だね。
まとめ 〜未来の社長さんへ〜
フードデリバリー配達員のお仕事は、ただ料理を運ぶだけじゃなくて、自分で計画を立てて、お金を管理して、安全にも気をつける、まるで会社の社長さんのような仕事なんだ。
ルールをしっかり守って、準備をすれば、誰でも挑戦できる!
自由でやりがいのあるお仕事、キミも将来やってみたいかな?