「最近よく聞くけど、何が違うの?」
「どっちも下請けを守る法律じゃないの?」
そんな疑問をお持ちの方へ。実はこの2つ、「守る相手」と「スタート時期」が全然違います。
難しい法律用語抜きで、ポイントだけをまとめました。
1. ざっくり言うと何が違う?
一番の違いは「個人を守るか、会社を守るか」です。
| フリーランス新法 | 取適法(とりてきほう)【旧:下請法】 | |
| 誰を守る? | 「個人」
(一人で働くフリーランス) |
「中小企業」
(社員がいる会社も含む) |
| いつから? | もう始まっている
(2024年11月〜) |
これから
(2026年1月〜予定) |
| 正体は? | 新しく作られた法律 | 昔からある「下請法」の
パワーアップ版 |
2. すでに始まっている「フリーランス新法」とは?
→「ひとり社長・個人事業主」のための法律
これまで法律の隙間にいて守られにくかった「従業員を雇っていない個人」を守るための新しいルールです。
- 何が変わった?
- 「口約束」はダメ!発注条件をメールや書面で渡すのが義務になりました。
- 働いたお金は、原則60日以内に払わないといけません。
- 「ハラスメント(パワハラ・セクハラ)」の相談窓口を作るなど、働きやすい環境を守る義務もできました。
3. 2026年から始まる「取適法」とは?
→「中小企業(下請け)」のための法律
昔からある「下請法(したうけほう)」という法律を、今の時代に合わせて大改正したものです。名前も「中小受託取引適正化法(略して取適法)」にかっこよく変わります。
- 何が変わる?(予定)
- 手形払いが禁止に!:「代金は後で手形で払うね(現金化に数ヶ月かかる)」がダメになり、「銀行振込(現金)」が基本になります。これが一番大きな変化です。
- 守備範囲が拡大:これまで対象外だった規模の会社や、運送・物流などの取引も守られるようになります。
4. 自分にはどっちが関係ある?
あなたが「仕事を受ける側」だとしたら、今の自分の状態で判断できます。
- 「私、一人でやってます(従業員なし)」
- 👉 フリーランス新法 があなたを守ってくれます。
- 「うちは社員を雇っている中小企業です」
- 👉 取適法(旧:下請法) があなたを守ってくれます。
※仕事を「発注する側(頼む側)」の企業は、相手が個人ならフリーランス新法、法人なら取適法と、両方のルールを守る必要があります。










